2004年度の全国企業倒産件数は前年度比15.9%減の1万3276件と、3年連続で減少し、1991年度以来13年ぶりに1万4000件を下回りました。どうやら、景気の回復がその背景にあるようです。
また、当事務所の地元群馬を見てみますと、同じ2004年度の倒産件数は、前年度比29件減の123件で、過去10年間で最少となっています。
負債額が大きかったのは、土地柄でしょうか、ゴルフ場が上位3位までを 占めていました。倒産の要因としては「伝統的な老舗企業が、環境の変化に対応できず、市場からの退場を迫られた」ということがあるようです。
ところで、群馬県の123件という倒産件数は多いのでしょうか。全国の1万3276件を単純に都道府県数の47で割ってみると、282件という数字が導き出されます。ということは、群馬県の経営者は‘優秀’ということがいえるのでしょうか。
景気回復といっても、まだ企業レベルでの話しだけで、一般消費者にまで及んでいないようです。
“景気回復”という春は、もうすぐそこまで来ているような気がするのですが……。 |